●英名:Almond
●和名:へんとう
●学名:Prunus dulcis(Mill).(プラナス・ドゥルキス)D.A.Webb.
●科名:バラ科 落葉高木
●原産地:西アジア
●主な産地:アメリカ、フランス、イスラエル、トルコなど
学名の Prunus(プラナス)はラテン語で、すもも(プラム)が語源。アーモンドの実はももの果実を偏平にしたような形で、和名の「へんとう」もこれに由来する。
果実はそのまま食べることはできず、食用としているのは核の中の「仁」の部分だけである。炒ってそのまま食べたり、お菓子の材料やエッセンスにして香りづけに用いられるなど、香りのアクセントとして広く利用されている。
アーモンドの品種分類はひじょうに複雑で、多くの変種や栽培種がある。核が柔らかい品種は「軟核種」、核が堅い品種は「堅核種」にと大きく分けられ、さらに核の中の「仁」が甘い品種は「甘仁種(スイートアーモンド)」、苦い品種は「苦仁種(ビターアーモンド)」に分けられる。一般に食しているのはスイートアーモンド。おもにエッセンスの原料として使われるがビターアーモンドである。
アーモンドの実は45〜50%の脂肪油を含んでいて、炒ると香ばしくなる。この香りの主な成分は「ベンズアルデヒド」という成分である。
ビターアーモンドは青酸を含むため有毒で、エッセンスは青酸を除去してから作られる。芳香成分はスイートアーモンドよりも多い。アーモンドエッセンスにはチェリー・アプリコット・ココア・コーヒー・チョコレートなど天然の香料を調合する。
スイートアーモンドは生で食べるのも良いが、軽くローストするとさらに芳香が良くなる。また細かく刻んだもの、薄くスライスしたもの、粉末にしたものなどが市販されており、ケーキやチョコレートなどに利用される。